9月18日(日) |
3:00pm |
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ダルエスサラーム着
在タンザニア日本大使館に発行していただいた書類を見せる必要もなく、今までで最もスムーズに通関ができた。横江さんとアンナ・サニイワ医師(国立ムヒンビリ大学病院眼科代表)が空港へ迎えに来てくださって、通関後合流。その後、Movenpick Hotelへチェックイン。
夜は在タンザニア日本大使公邸にて夕食会。参加者は中川大使、仲本医務官、横江さん、山﨑先生、竹内護、竹内建司、岡田哲史、貞廣光佐子(8名)
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9月19日(月) |
9:00am
10:00am |
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オペ準備開始
ムヒンビリ大学着。 今回の寄贈品の説明、サニイワ先生の日本研修の内容と山崎先生の臨眼での発表「タンザニアにおける白内障手術教育」の内容、現在のムヒンビリ大学での眼科医療事情を確認する。
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12:30pm |
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オペ室へ移動
船便で郵送した寄贈器械の到着の有無を確認するが、まだ届いておらず。
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2:00pm |
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昼食後に再度ムヒンビリ大学病院へ戻り、山崎先生が日本人駐在員のお子さんの眼科検診を行うが、途中で停電になり検査機器も停止して難航する。20分ほどで停電が解消されたので、再検査。特に異常は認められなかった。
レフケラの使用方法をDr. SanyiwaとDr. Amarに指導するも、途中、再度停電になり時間がかかった。
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9月20日(火) |
10:00am |
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スリットランプ、顕微鏡、眼圧計のメンテナンス。メンテナンス方法を現地の技術者に指導。
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11:00am |
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レフケラ、眼圧計、Specular Microscopeの使用方法と検査結果の診断方法を現地のドクターに指導。
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13:30pm |
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眼科手術室で両竹内さんが器機のメンテナンス作業を開始。
顕微鏡:クリーニング。レンズの曇りを取っただけで見え方が格段に改善された
オートクレーブ:調子が悪いとのことなので、チェックするとトランスフォーマーのソケットが溶けてしまっていたので、他のソケットに交換したところ、きちんと稼働し始めた
Diplomax:吸引圧が低すぎるので上げてほしいとの要望。あまり高くなると前房不安定になる旨説明し、設定値を調整
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13:40pm |
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器機のメンテナンス作業と並行して、山﨑先生が眼科手術室にて、白内障手術練習キット「机太郎」を用いた指導を行った。キットは指導後に山崎先生が寄贈。現地眼科医が先を争ってキットで練習をする。超音波白内障手術に対する意欲の向上とともに、手術中のどのような操作が危険かなどを理解してきており、技術の向上を感じる。
山﨑先生の指導を受けたのはDr. Sanyiwa, Dr. John, Dr. Amarの3名。Dr. Johnはイギリスへ留学してタンザニアに帰国したばかり。イギリスで硝子体手術を学んできたとのことで、将来は硝子体手術の技術を磨くことを希望。Dr. Amarはモーリシャスから来ている留学生。国のプログラムでタンザニアに留学。モーリシャスではヒエラルキーが厳しく、若い術者はなかなかオペをさせてもらえないので、タンザニアで技術を磨きたいとのこと。
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15:30pm |
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船便にて搬送した眼科医療機器がついムヒンビリ大学に到着! 荷物は既にかなり前から港に到着していたが、その荷物を通関して陸に上げ、ムヒンビリ大学まで送ってくるまでには想像以上の時間がかかる。通関作業が日本のようにスムーズには進まない。荷物を運ぶ業者も日本の様には動かない。やっと大学へ届いた荷物だが、運送会社はポーターを連れてきていなかったため、300kgにも及ぶ寄贈器機(白内障手術患者用ベッド、超音波診断装置Aモード、Bモード、超音波白内障手術装置2台、細隙灯顕微鏡など、それぞれ徳島市、藤田眼科、安城市、神原眼科、知立市、酒井眼科などからの寄贈品)の荷降ろしは結局我々自ら行う事になった。大学のスタッフ、先生方も総出で荷降ろし作業。器機が手術室に設置された時は皆で喜びを分かち合った。
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9月21日(水) |
8:30am |
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手術室で手術用ベッドの設置と最終確認。使用方法を現地の術者とナースに教える(Position 1, 2のメモリー登録の仕方等)
今まで使用していた手術用ベッドは他科に昔寄贈されたものをお下がりでもらって使用しており、立てつけもかなり悪くサイズも必要以上に大きくて無駄なスペースを占拠していた。新しく寄贈した椅子型電動手術用ベッドはコンパクトで使用感も良く、大変喜ばれた。椅子型手術用ベッドのメリットは、Working Spaceが確保されたこと、患者さんが寝やすいこと、術者がオペをしやすくなったこと。
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9:00am |
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CV6000の設置。I/Aチップ、スリーブ、U/S Handpieceのチューニングと設置
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9:50am |
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スリットランプ、ABスキャンの組み立てと設置。使用方法をDr. Sanywa, Dr. Mataka, Dr. Vaitha(インド系の若い女性の先生)に説明。
視野計のチェック。
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