6月11日(土) |
23:40 |
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関西国際空港発
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6月12日(日) |
15:00 |
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ダルエスサラーム着(関空からの移動時間、約22時間)。横江さんのサポートを得て、MUHASからの招聘状とTFDAへ提出したCertificate of Donationを事前に準備しておいたため、今までで最もスムーズに通関できた。
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6月13日(月) |
10:00 |
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MUHAS着。Donation Ceremonyにて寄付製品をMUHASへ寄贈。
レクチャー参加者: Dr. Sanywa, Dr. Mathaka含むドクター、研修医、ナース、メディカルエンジニアの総勢17名のMUHASメンバーとタンザニア眼科支援チームメンバー。
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10:10 |
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桐山さんの講義
Title : For Refractive Correction
概略 : Refkeratometerの測定方法や注意点を写真を見せながら分かりやすく解説。
質疑応答 : タンザニアDrから、「検査前に散瞳していいのか?」という質問があった。「散瞳しておいた方が検査がしやすいのでむしろ散瞳しておくこと。」を説明した。
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10:20 |
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小嶋先生の講義
Title : Intraocular Lens Exchange From Small Incision
概略 : 眼内レンズ交換のいろいろなシチュエーションと方法についての説明。ビデオ付。
Dr. Sanywaからのコメント : 日本では難症例を1カ所にまとめて難症例だけに対応するドクターがいる。MUHASでは1人のドクターが様々な症例に対応しなければならないので、日本のやり方を取り入れてみてもいいのかもしれない。
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10:30 |
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横山先生の講義
Title : 新木村眼科内科病院の紹介
概略 : 昨年木村眼科内科病院は新病院に全面移転した。電子カルテの採用や新しくなったシステムが取り入れられ、ゆったりとした診療ができるスペースも確保できた。旧病院と比較したその概要をスライドで紹介した。
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11:00 |
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山崎先生の講義
Title : Tanzania eye support program
概略 : これまで11回行われてきた我々の活動の報告。今後の目標や問題点などを確認。
MUHASメンバーからのコメント:
・もう少し長い期間滞在して教育をしてほしい
・ウェットラボをしてほしい。豚眼を準備することも可能。
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11:15 |
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竹内(護)さん、竹内(建司)さん、春木さんはオペ室で器機の設置とコンプレッサーとフットスイッチが動かないために稼働していなかったAccurusの点検。
山崎先生、小嶋先生、横山先生、Dr. Suzan、Dr. Kishan、桐山さん、貞廣さんは外来で29名の検査を行い、手術対象患者20名の選定が終了した。
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19:00 |
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日本大使公邸にて夕食
今年から小杉医務官が赴任された。
タンザニアは今年から新しい大統領になり、国策が急激に変わっているとのこともあり、賄賂や汚職を減らすために規制を厳しなってきている。また、日本からはタンザニアへODAの支援をすることが決まり、道路整備等、日本ではあまり知られていないが、日本からタンザニアへは様々な支援を行っていることが分かった。
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6月14日(火) |
9:00 |
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MUHAS着。Sanywaが眼科部長退官したので、その後任のDr Celinaに挨拶後オペ室へ移動し術前検査とオペの準備開始。桐山さんがMUHASの研修医にレフケラとA-modeの測り方を指導。昨年、春木さんがA-modeの計測方法を指導した研修医1年目のドクターが今年は正確に計測できるようになり、検査の効率も確実に上がっていた。今年の研修医1年目のドクターはまだ計測がうまくできないので、桐山さんが熱心に指導。
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11:00 |
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オペ開始
1例目:42歳 女性 核の硬さは1-2程度 [術者:横山先生]
2例目:60歳 女性 Mature Cataract[術者:横山先生]
3例目:60歳 女性 中等度の白内障[術者:横山先生]
4例目:75歳 男性 [術者:小嶋先生]
5例目:73歳 女性 昨年小嶋先生がオペをした患者。左眼挿入済み。[術者:小嶋先生]
6例目:73歳 男性 フックでないとコントロールできず。[術者:小嶋先生]
7例目:76歳 男性 核の硬い後嚢下白内障[術者:小嶋先生]
8例目:71歳 男性 核の硬い症例[術者:小嶋先生]
9例目:61歳 女性 [術者:横山先生]
10例目:60歳 女性 核の硬い症例[術者:横山先生]
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6月15日(水) |
9:00 |
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外来での術後検査(山崎先生、横山先生、小嶋先生、桐山さん)
オペ室で器械のセットアップ(竹内護さん、竹内健司さん、春木さん、貞廣)昨日の2、3、4例目の患者すべて問題なし
術後検査を行っているのが研修医1年目の人達ばかりだったので、検査に非常に時間がかかった。また、時間通りに来ない患者さん、現地のドクターの判断で高血圧の高い患者さんはオペの順番を早めた方がいいのではないか、散瞳しづらい患者さんはオペの順番を遅らせるべきなのではないか、等の理由からオペの順番が入れ替わり混乱を来していたため、MUHASのドクターに検査チームを仕切るリーダーを決めてもらい、交通整理をしてもらうことで、術前検査の遅れを取り戻すことができた。
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9:45 |
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オペ開始
1例目:46歳 女性 糖尿病あり[術者:横山先生]
2例目:46歳 男性[術者:横山先生]
3例目:90歳 女性[術者:横山先生]
4例目:46歳 女性[術者:横山先生]
5例目:56歳 女性[術者:横山先生]
6例目:54歳 女性[術者:小嶋先生]
7例目:93歳 男性[術者:小嶋先生]
8例目:20歳 男性 外傷性白内障[術者:小嶋先生]
9例目:65歳 男性[術者:小嶋先生]
10例目:70歳 男性 Hyper mature cataract[術者:小嶋先生]
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16:00 |
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オペ終了
今回の活動は無事終了。
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